実施企業
ヤンマー株式会社
技術提供企業
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)
目的
ICT、IoT、M2Mを活用した次世代農業サービス『SMARTASSIST』とロボットトラクターの開発・運用基盤を構築する。
概要
ヤンマーは「攻めのIT化」の一環として、農機のIoTプラットフォーム『SMARTASSIST』とロボットトラクターの制御システムをAWS上に構築。高いパフォーマンスと拡張性を実現。
背景や課題
従来のB to B物売りビジネスから、顧客課題を解決するソリューション提供ビジネスへの転換が必要であった。特に農業分野では、人手不足や技術継承などの課題に対応するため、IoTやロボット技術を活用した新しいサービスの開発が求められていた。
実施内容
Amazon Cognito、Amazon SQS、AWS IoTなどのサービスを活用し、農機とデータセンター間の安全なデータ連携基盤を構築。中央研究所でもAWS IoTを活用した研究開発環境を整備。さらに既存システムのクラウド移行も計画。
結果
開発のスピードアップと運用負荷の軽減を実現。ITインフラのコストの月次化により投資対効果の可視化も容易に。研究開発部門では、すぐにプロトタイプを作成できる環境により、イノベーションへのチャレンジが活発化。今後は既存システムも含めた全面的なクラウド化を目指している。