実施企業
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
技術提供企業
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)、ブレインズテクノロジー株式会社
目的
生産システムのデジタル化による生産性向上と、人に依存する検査工程の自動化を実現する。
概要
アイシン・エィ・ダブリュは生産ラインの状態監視システムをAWS上に構築。AWS Greengrassとサーバーレスアーキテクチャを組み合わせ、エッジコンピューティングによる異常検知を実現。
背景や課題
世界約12拠点に約2万台の生産設備を持つ中、競争力強化のため先進的なIT生産システムの開発が必要であった。特に人が関与する検査工程の自動化と、生産性向上が課題となっていた。
実施内容
AWS IoT、AWS Lambda、Amazon DynamoDB等のサーバーレスアーキテクチャと、AWS Greengrassによるエッジコンピューティングを組み合わせたシステムを構築。ブレインズテクノロジーのデータ分析基盤『Impulse』を活用し、2018年6月から開発を開始、2か月後に量産ラインでの本格利用を開始。
結果
運用開始約2週間で異常を検出し、ラインの長時間停止を回避。機械学習のモデル構築時間が1か月から最短1日に短縮され、導入スピードが向上。サーバー運用負荷が軽減され、開発リソースをアルゴリズム開発等に集中できる体制を実現。今後は国内外の生産ラインへの展開を推進予定。