実施企業
株式会社LIXIL
技術提供企業
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)
目的
社内コミュニケーションの活性化とアントレプレナーシップの醸成、およびIT部門の開発体制の刷新を実現する。
概要
LIXILはデジタル改革の一環として社内SNSを導入し、組織間のコミュニケーションを活性化。さらにIT部門でアジャイル・スクラム開発を導入し、エンジニアの働き方と意識を改革。社会課題解決に共感する人材の育成も推進している。
背景や課題
5社の事業会社の合併により誕生した経緯から、組織間の連携強化が必要であった。また、IT部門では開発ベンダー管理に時間を取られ、エンジニアが主体的に開発に関わる機会が減少していた。環境変化への迅速な対応も課題となっていた。
実施内容
社内SNSを全社導入し、トップメッセージのライブ配信やチャンピオン制度で利用を促進。IT部門ではAWSを活用したクラウドサービスの導入とアジャイル・スクラム開発への移行を実施。専門フレームワーク(Scrum@Scale)とスクラムコーチを採用し、段階的に新しい開発手法を浸透。エキスパート制度の導入で技術者のキャリアパスも整備。
結果
社内SNSにより組織の風通しが改善し、トップの考えが直接社員に伝わる環境を実現。アジャイル開発により、システム品質の向上と手戻りの削減を達成し、エンジニアの満足度も向上。若手エンジニアが主体的にプロジェクトをリードするなど、組織文化の変革に成功。今後はデジタル化・IoT化を前提とした製品開発で、マーケティング部門とIT部門の連携をさらに強化していく方針。