実施企業
カワサキモータース株式会社
技術提供企業
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)、IoT.kyoto(株式会社KYOSO)
目的
コネクティッド技術を活用して製品の付加価値を高め、新たなユーザーエクスペリエンスを提供するとともに、データドリブン経営の実現を目指す。
概要
カワサキモータースは、モーターサイクルのコネクティッドビークル化を推進。スマートフォンアプリ『RIDEOLOGY THE APP』を開発し、AWSのクラウド基盤を活用して車両データの収集・分析を実現。ユーザー体験の向上と製品改善に活用している。
背景や課題
ITサービス提供は同社にとって新たなチャレンジであり、ユーザーニーズを見極めながら効率的な開発を進める必要があった。特に走行中の大量の車両データをリアルタイムで処理する技術的課題があった。
実施内容
2019年から『RIDEOLOGY THE APP』のサービスを開始。Amazon Kinesis Data Analyticsを活用して大量の走行データをリアルタイム処理。Amazon Cognito、Amazon DynamoDB、Amazon Aurora、AWS Lambda、AWS Amplifyなどのサーバーレス/マネージドサービスを採用し、短期実装とサービス品質の安定化を実現。AWS CDKによるIaCとCI/CDパイプラインで効率的な開発運用環境を構築。
結果
2021年に第2世代サービスをグローバルにローンチし、ユーザーから高い関心を獲得。走行データの可視化や統計機能が好評を博し、高いアクティブ率を達成。世界中のユーザーからの直接的なフィードバックを得られるようになり、製品改善にも活用。今後は電動化時代に向けたユーザーエクスペリエンスの更なる向上と、データドリブン経営の促進を計画している。