実施企業
本田技研工業株式会社(ホンダ)
技術提供企業
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)
目的
数百万台規模の車両に対応可能なコネクテッドカープラットフォームを構築し、グローバルな展開を実現する。
概要
ホンダは2020年モデル向けの第2世代コネクテッドカープラットフォームをAWS上に構築。AWSプロフェッショナルサービスの支援を受け、サーバーレスアーキテクチャによる柔軟で拡張性の高いシステムを実現。
背景や課題
2030年ビジョンに向けたコネクテッドサービスの強化が必要であった。第1世代プラットフォームからの進化として、マネージドサービスとマイクロサービスの活用による効率化と、グローバル展開の迅速化が求められていた。
実施内容
AWS IoT CoreやAWS Fargate、AWS Lambdaなどのサーバーレスアーキテクチャを採用。AWS CloudFormationを活用してインフラをコード化し、CI/CD環境を構築。2019年12月から2020年6月にかけて、タイ、日本、欧州、インドでプラットフォームを展開。AWS Savings Plansによるコスト最適化も実施。
結果
グローバル展開の期間を従来の2-3か月から2週間に短縮。インフラ管理の負荷を軽減しながら、数百万台規模の車両との双方向通信を実現。今後は第3世代プラットフォームの開発を計画し、新サービスの追加とさらなるコスト最適化を目指している。